バスク地方・ビルバオのお祭りASTE NAGUSIA!
はじめまして!トビタテ留学JAPAN!日本代表プログラムという奨学金を頂きながら、今年の8月から半年間スペイン・バスク地方にあるビルバオという都市に留学しています、ぴーひゃらと申します!自分の留学の記録、そしてこれからスペインに留学する方々にも役立つ情報、バスクに関する情報発信等をこのブログを通じてできたら良いなと思っております。
さて、私がビルバオに来て1週間ほど経ち、ビルバオの中心に位置するAbandoという町にアパートを借りて住むことになったわけですが、外は毎日お祭り騒ぎ、10時半から11時までノンストップで打ちあがる花火と、夜中まで鳴り響く音楽。
今回は、せっかくなので、いまビルバオの町で何が起こっているのかについて書きたいと思います。
Aste Nagusia(Semana Grande)
Semana Grande、バスク語ではAste Nagusiaと呼ばれるこのお祭りは8月19日から27日の9日間、スペイン・ビルバオのCasco viejoという旧市街を中心に行わる一年で一番大きなお祭りです。Casco viejoに一足踏み入れると、バスクの伝統的な音楽やダンスを楽しむ人々、そして至る所でピンチョスをつまみながらお酒を飲む人を目にすることができます。
そしてこの期間、町にはGiantのパレードや、Gargantuaと呼ばれる巨人も登場。
子供たちがGargantuaと呼ばれる巨人の口の中へ入っていきます・・・
フランスのGargantúa y Pantagruelという小説に基づいているそうで、中は滑り台になっていて遊べるのですが、これが一体彼らにとってどんな意味があるのかは分かりません。Semana GrandeのGrande=巨人とかかっているのかな?
この期間中毎日、10時半~11時になると花火が打ちあげられます。Casco viejoの川のあたりまで行くと目の前で打ちあがる大きな花火を楽しめます。近くに住んでる人からしたら本当に迷惑ですが、日本と違って惜しみなく打ち上げられる花火は圧巻です。
フェスティバルのマスコットはMarijaia(マリハイア)。両手が上がっているのは楽観主義で踊りを楽しんでいる様子を表していて、Bilbaoの人々はAste Nagusiaの間、仕事も忘れて、このマリハイアのようにお祭りを楽しむということらしいです。
外に出ているバルのテントや町のあちこちに、バスク独立を訴える旗やマークが。(写真は裏向きになってしまいました・・・)バスク人がバスク独立を望む背景についてはまたの機会に書きたいと思います。
昨日も道路を封鎖して行進する、大規模なデモを目にしました。決して過激なものではなく、市民が団結して訴えているという感じ。仕事も忘れて楽しむお祭りの期間ですが、バスクにはまだまだスペインからの独立を望んでいる人が多くいることが分かりました。
バスクに実際に来るまでは、「バスク人は閉鎖的」という風に聞いていました。私はまだお祭り中のバスクしか見ていませんが、いい人ばかりで、みんなとても明るく自分の町に誇りをもって楽しんでいるように思います。
これから、もっとたくさんの場に出向いて、たくさんの人から直接話を聞いて、バスクについて深く理解していきたいと思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
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